海上自衛隊の護衛艦生活 ~港内での普段の仕事~

艦船での仕事

護衛艦乗員にとり、艦船は家であり、職場でもあり、基地でもあるとは以前のブログなどでも何度か述べてきましたが、では港内において当直についているもの以外で、普段どんな仕事をしているかを紹介します。

 

整備作業

メインのお仕事の名目は全てこれです!!! 船体自体の錆び落としやペンキ塗装、レーダーやエンジン、大砲、魚雷など隊員各人の所掌のパートの武器や機器の整備、各人が割り当てられている、配管やハッチ、消火栓の整備など、整備作業と一言で日課に記されますが、その整備の範囲は実に多岐に渡ります。

 

そしてパートによっては作業日誌なる物があり、それは一番若いやつが書く決まりになっているパートもあります。ただ引き継ぎの意味で書いているものだったり、書いていない部署もあったりもして、別に正式なものではありません。所長の居たパートでこれをやっていたのは4隻乗って、とある船の1隻だけでした。引き継ぎの意味でやっていて、その日若いやつがいなければ所長も書いていましたが、適当に書いていました(笑)

 

朝礼みたいな分隊整列と、お昼休み明けの課業整列

朝0800時に艦旗の掲揚があり、その後分隊整列があります。1~4分隊それぞれに整列し、最後は副長に各分隊長が報告します。そして副長からその日の全体の日課が達せられ、その後各分隊ごとの日課、さらに各パートに分かれての作業のミーティングを行います。

 

砲雷科は日施点検があり武器やレーダの作動を分隊整列後に行います。(レーダーの輻射はしません)で、異常な作動があれば修理などをします。

 

 

民間の人には怒られるかもしれませんが、海自の普段の港内での整備作業は正直忙しくありません。何もない時もあります。何もない時は各々、次の訓練の予習をしたり、武器の取説読んだり、操法を勉強したり、はたまた別にその日じゃなくても出来るようなどうでもなるペンキ作業なども掘り起こして暇をつぶします...(暇って言っちゃったね...(苦笑))

 

ただ、明日から出港なのに、日施点検で異常が出たりするとてんやわんやになります!!絶対、何時間かかっても修理しなければなりません! たとえ訓練で出港と言えど稼働艦が壊れているのは絶対に海自の即応体制維持のために許されないからです。

でもそんなときに、舷門当直など入っていると、ちょっとラッキーてなります。修理の時の上級海曹たちのピリピリ感たるや半端なプレッシャーじゃないですからね。おまけに若い海士などは修理のこともあまりわからないのに後ろにいて、見てないといけないですからね...結構地獄の光景だったりするんですよね...機器の修理中って...

 

海に出たら、3時間の3交代制で延々と夜も昼もなく当直が回ってくるのです。平均睡眠時間は3時間から4時間半しかないんですから。陸の夜勤のある工場勤務でも夜勤2、3日したら休み1日か2日空けるのにないわけですから…。下手すると2週間から3週間無寄港とかありますと体ヘロヘロなんですよね…。

 

普通に陸上でサラリーマンしてる人にはわからないし、自衛官は公務員なんだから働けよって言いたくなる気持ちもわからなくもないですが、海自だけでなく、船乗りからしたら『港内、陸上に居る時は基本体を養生させろよ』て気持ちなんですよ。わかってあげてください❕❕

 

 

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