地方衰退の原因 所長の地元における高校受験

富山県における高校受験

富山県の高校の進学率は98.7%でここ何年間も全国1位です。

それもそのはず。他の県はどうなっているか知りませんが、

1.まずは私立の高校の受験があります。合格発表。私立は滑り止めなのでほぼ全員どこかの私立は受かります。また県立の発表までは入学手続きは行われず、入学金などもいれません。県立に行き、減る分を考慮して合格者を確保するのです

2.その後、県立高校の試験が行われます。合格発表。県立に受かった生徒は県立の入学手続きを行います。

3.県立に落ちた生徒は私立の入学手続きに入ります。私立の高校はこのため待ってくれています。

 

要するに、県立行けなかった子はどこかの私立に必ず行けるように、県立私立うまい具合に試験、合格発表、入学手続き猶予期間が設定されているわけです。ズブズブなわけです。

 

しかし、聞いたところによると、有名私立進学高などがある都会では、こんなズブズブなことはなく、県立の発表前に私立は手続きを締め切ることもあるみたいですね。

 

そうなると、競争が生まれますし、緊張もあります、選択の難しさを体験します。

例えば、ある有名私立と県立の名門高を受ける。私立に先に受かる。県立の名門高校に行きたいが受かった私立の入学金手続き期間は公立の試験前なら悩むでしょう…。入学金いれなければ、県立一発勝負になるのか、入学金は入金して県立に臨み、受かれば私立の入学金は捨てることにはなるか…。

 

高校受験から競争があるんですね…。生徒同士はもちろん、私立高校同士の学生の取り合いの競争もありますよね。

 

でも、田舎にはそれがないのです…。

単純に同じ高校受験生同士の競争しかありません。

 

出身高校ヒエラルキーがある

県内には御三家と呼ばれる進学校があります。それにほぼ同等の高校が2高あり、下に順に進学校があります。

トップ5高校から旧帝大、有名私立に行く生徒が多いのはそれは当たり前なのですが、そこに行けないそこそこ多くのトップ5高の生徒が、トップ5高より下の進学校から進学してきた生徒と県内の国立大で結局並んでしまうということなんです…。

 

そしてここからねじ曲がっているのが富山県民です。

まず、最下層階。高校が県立か私立かで差別がある。農業、水産、工業だろうが県立は県立。私立のたとえ特進クラスのある私立より、ヒエラルキーは上になります… そして近所で私立の高校の制服を着ていると、あの子県立落ちたんやね…と噂されます。

次の中堅層。県立の中でも御三家はエリート、その下に進学校。進学校でも歴史浅い新設系高校は偏差値が上でも軽く見られます…。歴史が長く、昔は進学校だったが、新設高が出来て、偏差値落ちたり、職業科を併設した高校などは、年寄り連中は昔は頭良かったんや!とか言い張りヒエラルキーを上にします。

次が大学。御三家でて旧帝大、名門国立、有名名門私立に行き富山に出戻るとヒエラルキーは一段落ちる(らしいです)。県内に残り県内の国立大に進学したほうが幅を効かせます

その県内の国立大の中でのクラスわけで、御三家出身組とその他県内進学高出身組に分かれて幅を効かせるわけです…。

 

そんなだから、不二越は本社を東京移転、富山出身者は雇用しないと言われ、それを高校ヒエラルキーを知っている御三家出身のトップ生徒は富山に戻らず、人材流出、出戻っても、彼らの才能を認めず、旅の人扱いし、飼い殺し……。

 

そりゃ衰退しますわって話です。

 

県内暮らししかしてない県民にその意識はない

では、どこでそれを感じるか。例えば親戚の集まり。近所の会合。どこそこの誰が何処受けて滑った、受かったとか。あそこ受けるから頭いい、悪い。

果ては会社面接。所長は新設系進学校なのに短大も大学も行ってない高卒なので必ず100%聞かれます! 進学校なのになんで大学行かなかったの?ってね…。30過ぎて一度県内に出戻りして4~5社面接して100%聞かれました…。

県外の会社受けた時は1度も聞かれませんでしたのに、100%です。まぁ、県外の会社の人にとってわからないですからね、所長の高校が進学校かどうかなんて。

 

だから、県民にとってはもはや当たり前で、差別とか嫌がらせとかしてやろうという悪気はないんでしょう。でも悪意のないものが、実は一番人を傷つけることもあります…。

意識がないからこそ、U,Iターンを推進しておきながら、U,Iターンした人間に意識なくそんな扱いをします…。意識ないから、本人にその事を指摘しても、こっちが勝手に感じてる被害妄想だと言い、とりつく島もありません…。なので、話し合いは無駄です。

地方のこの手の問題は永遠に解決しません。永遠に人材流出は止まりません。永遠にU,Iターン者を心の底から歓迎し受け入れることはなく、その能力が活用されることはありません。結果、永遠に地方は衰退し、発展することはあり得ないのです

 

え、そんな所長のヒエラルキーですか?富山に帰れば、県立の新設進学校出で、大学行ってないし、旅の人になってるので、もちろん下層階に入ります…。

 

 

 

 

 

 

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