艦艇見学をもっと面白くする~現職についてる者とマニアの違い~

現職とマニア

テレビなどでたまに、電車マニアと現職の車掌がその電車についてクイズで対決なんて企画があったりしますが、そもそも現職の人と、マニアとでは視点が違うので、比べることはおかしいのです。

好きこそものの上手なれとは言いますが...

所長も現職の時は、正直、別にそこまでミリタリーマニア程好きではないにせよ、武器とか艦船とか好きなほうでした。でもその好きと、マニアの方の好きとはレベルというか、視点というか基本的には違うのです。

 

現職の人はどちらかというと、ミリタリー自体が好きというわけではなく、そこで働いている、人と違うことを仕事している自分がカッコいいだろう!?そういう自分が好きみたいなところがあるわけです。車や機械いじりが好きで自動車整備工になったり、人と接するのが好き、子供が好きだから保育士になる、看護師になるとかと同じものです。

 

でもミリタリーマニアの好きとは...

現役の時にこういうことがありました。

 

所長が携わっていた機関砲が元々は、アメリカのジェネラルダイナミクス社が開発したものでしたが、事業譲渡でレイセオン社が製造整備を請け負う会社となりました。でも当時現職の自分には関係の無かったことです。要は性能が維持できて、修理部品が来ればどちらが製造だろうがどうでもよいことです。

 

しかし、広報の時にどこかの港で、武器の操法展示をやった際に、説明の案内板にはジェネラルダイナミクス製と書いてありました。一通り説明して、何か質問を受けたときに、マニア的な人が質問というか指摘してきました。『それ、ジェネラルダイナミクスではなくレイセオンですよ!!』ていう具合にです...

まだ2等兵だった所長は何言ってんのかわかんない感じでいると、員長が上記の性能が発揮できればどこでも良い的な説明を上手くしてくれました。

結局、ミリタリーマニアの人は現職よりも知っていますよ、知識がありますよと、言い方が悪いですが、知識が好き、知識を持っていると思っている自分が好きなのです。だから表面的なメーカーや外観上の特徴、仕様書による性能要目、などのことをホントによく覚えています。

 

かたや、実際にその職に就いている、電車の車掌や運転士、自衛官などの現職の人は、メーカーなどよりも、その武器や電車が性能通り働いてくれるのか、メンテンナスなどはどうか、仕様書などによる公表性能要目ではなく、実際に荒れた現場で使う場合の実際の性能を重視しているため、そもそも視点が違うのです。

ミリタリーマニアに限って現場に行かない

もちろん、自衛隊の中にもマニアは入隊しています。海自にもいました。サバゲ―などが好きなグループもありましたが、そういう人間に限って実際の陸戦訓練では大したことも出来ないし、いざ、テロ特措法でインド洋方面に実動するとなると、遠洋航海前の健康診断で急に『あいたたたたッ!』と、遠洋航海が不適になるような、傷病などの診断書などを出してくる人間すらいたのです...

 

また、好きだかといって社会において皆が皆その職につけるわけでもないですし、自衛官になってからでも、適正や試験成績により好きな希望通りの職種につけているわけでもないですしね…

 

マニアの好きというものを否定するものではありません

人はなにかしら、車が好き、船が好き、電車、ミリタリー、アニメが好きという色々なものがあります。いや男なら何かしらのマニア的な感情は絶対一つはあると思います。それを否定するつもりではありません。ただ、現職の人が見るものと、マニアが外から見たり、公表されているものから得た知識とは違うものと理解して、艦艇見学などに行っても、乗員を相手に私はこれだけ知っていますよ!!乗員の方は現職なのに知らないのですか!?なんてひけらかさずに、乗員の方の実際の話を聞けばもっと艦艇見学なども面白くなると思います!!

 

 

 

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