陸上自衛隊と海上自衛隊の違い(海軍と陸軍の違い)

陸と海では違いはいっぱい

以前のブログでも書きましたが、陸自をお辞めになりブログを書いてる方が結構いますが、その中で、陸自を基本として自衛隊全体を語っている場面などがあるのですが、その多くの場合において、それ、海自では違うんだよな~…と思うことが多々あります。

それは具体的にはどれだ!?とすぐ言われても思いつきませんが、これからいくつか例を挙げてみたいと思います。

 

国旗掲揚のルールの違い

以前のブログでも何度か書きましたが、海上自衛隊では艦艇部隊も航空部隊、総監部などの陸上部隊も基本は艦艇での生活を基本としていると書きました。

その一つが国旗掲揚の時間に関してのルールです。

陸上自衛隊航空自衛隊、またその他の官公庁で国旗を掲げている施設は、その掲揚時間は大抵0800~1700です。陸自と空自ではそのようです。

しかし海自では違います!!

0800iに陸上部隊なら国旗、艦艇なら自衛艦旗を掲げるのは同じなのですが、降下する時間が違います海自では1700iに固定されているのではなく、毎日降下時間が違います。どういうことかと言いますと、海自では国旗・自衛艦旗の降下時間は日没時と定められています。これももちろん海上での生活から来ています。

 

海自では停泊中の艦艇は港内での法律や航空法などに従い停泊灯、マストには航空障害灯など点灯します。洋上にあっては日没時には航海灯・左右舷灯をつけなければなりません。これらに従い、海自での国旗の掲揚降下時間は0800i~日没時刻になっているのです。

なので、真夏などの日の長い時は1900くらいの時もあれば、冬などは課業終了前の1630過ぎ位の時間の時もあるという事です。

また、このルールは世界の海軍でも共通だと思います。少なくとも、横須賀、佐世保、パールハーバーの米海軍基地では日本と同じルールでした。また入港してきていたオーストラリア、フランスなども同じでした。

余談ですが、護衛艦では後部甲板旗竿に自衛艦旗、艦首旗竿に艦首旗を掲げるのですが、海自では艦旗(海自では艦旗と略します)も艦首旗もビシッと制服で決めて掲揚するしきたりがあるのですが、米軍やフランス海軍では、後部の国籍旗のみビシッと制服で決めて、艦首旗においては、時間になるとフラフラ誰か、作業服などで出てきて掲揚・降下していきます!

 

直線の長い岸壁に係留していると、自分の船の後部側が、後ろに係留している前甲板側になるので見えるのです。

この時に、艦首旗などであげ方を間違えて半旗などになってしまうと、前に係留している艦はちょっとどよめいたりします(笑) そしてすごい勢いで後で怒られますね(笑) この時に海外の軍艦はフラフラと艦首旗を掲揚・降下しに来るというわけです。

日本の海自のほうが躾やしきたりにはうるさいという例ですね!!

 

基地という概念・呼称について

海自ではあまり基地という言い方はしないような気がします。報道などでは海上自衛隊横須賀基地などと言われますが現職の人間からするとどこを指すのかわかりません。(基地業務隊と言う部隊は存在しています)横須賀だけでなく、他の艦艇部隊の所在地でも同様です。施設が点在しているためもあるし、護衛艦それ自体が陸自の駐屯地、基地のようなものでもあるためだと思います。なので、海自では門の看板には○○基地ではなく、部隊名が記されています。総監部内には様々な部隊がありますが、看板には『○○総監部』と大きくあり、控え目に所在部隊が書いてある感じでしょうか。

基地の呼称を看板に掲げるのは海自では航空部隊だけだと思います。○○航空基地などとですね。

陸自でもあまり基地とは言わないのか、駐屯地、米軍ではキャンプなどと呼称しています。知人などに聞いた話だと、陸軍は出征すればそこに師団司令部なども移り、そこがまた駐屯地となるためだからだという事を聞いたことがあります。遊牧民的スタイルとでも言いましょうか。あくまでも駐屯(一時的なもの)であって基地(恒久的に動かないもの)ではないという事でしょうか。この辺は元陸自の人などが書いているブログなどを参照してください。

 

上官への敬礼について

自衛隊では全ての上級者に対して敬礼をするとありますが、海自ではとりあえず艦内においての挙手の敬礼は省略されます。それは艦長に対してもです。しかし艦外では上級者に対しては敬礼をするのですが、少しよくわからないルールなのか慣習があります。

例えば、術科学校の話です。

術科学校には大勢の学生教官がいて、様々な階級がいます。上は校長の将補から下は学生、勤務している2等海士までいます。その中で、例えば2等海士なら全員に敬礼が本来ですが、海士同士ではほぼしません。しかし、海士階級は海曹階級に対しては敬礼をします。そして今度は海曹階級同士差位があっても敬礼はほぼしません。海曹階級は准尉以上には敬礼をします。

なので、全ての上級者に敬礼をするとありますが、完全にはそうなってはいません。

また、母港の艦外の売店や総監部、補給処などに行った際や施設内ですれ違う際は幹部には敬礼しますが、海曹階級、海士階級同士にはあまりしません。

たぶん艦内での生活が基本になり、敬礼の省略が身に沁みついてしまっているのでしょう!!

 

陸自の人のブログを読むと、次の後輩が来るまで全員に敬礼していたというような文書を見ることが出来ましたが、たぶんそれでもある程度同じ部隊で、施設内で何度も会うような人には省略している気もしますが、またその辺はそちらのブログなどを参照してください。

 

 

よく言われるジャー戦

陸自でよくやるという風呂などに行くときにやるらしいという、上着戦闘服で下がジャージという、いわゆるジャー戦なる服装ですが、海自の術校や総監部施設内でやろうものなら速攻シバキ回されますね!!!!

何故ならスマートで、目先が利いて几帳面負けじ魂、これぞ船乗り!』スマートを標榜する海自のシーマンシップに悖るからです!!

それに護衛艦内では風呂に入るときは居住区からマッ裸(マッパ)にバスタオル、スリッパで行くのであまり関係ないのでね!!

 

小火器射撃

陸自では小銃射撃訓練は標的300mで射撃訓練するらしいですが、海自の教育隊も部隊でも射撃は200mで訓練射撃します。何故なら海自ではほぼ陸上戦闘を想定していないからです。日本国土で戦闘が行われるとき、すなわち制海権を奪われる事態の時既に海自は死に体になっているという予想からでしょうかね...。

当然、海自では匍匐前進などの訓練はほぼやりません。おそらく自衛隊人生で3~4回くらいしかしませんでしょう!!

 

それましたが、小火器射撃の時、一応艦内では順位をつけ、優秀者は表彰されますが、それは別にあくまでも艦内での表彰であって、別に何か成績に上乗せされるとか、徽章がもらえるとかいう事もないので、所長はいつも適当でした。射撃管制員のくせに毎回へたくそで、いつもホントに射管員かよとか他の部署の同期などにいじられていましたね。てか、射撃・射管員は小火器射撃の時は、弾薬・小銃の準備、各隊員の成績の整理、射場の準備標的の準備などで朝から忙しく、自分の射撃なんてさっさと終わらしたいのです。

 

 

どうでしょうか!? 自衛隊と一言で言っても陸自と海自では結構、文化、風習、慣習、躾など違うところがあるものでしょう!?

これを念頭に、巷で売られている、自衛隊本などを読むとまた面白いのかもしれませんね!!

 

最後に一つ! 元海上自衛隊員に出会っても、間違えても毎日、匍匐前進などの訓練していたのですか?などの質問は止めてあげてくださいね!!期待した答えは返っては来ませんのであしからず!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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