これを知ればもっと面白くなる観艦式・艦艇見学 ~港内の係留風景~

 

護衛艦の繋留でよく見る風景

上記の写真は、港に係留中の護衛艦ですが、普通の人はたぶん港での風景など気にして生きていませんが、この写真にも不思議、知られざる海上生活のあるある、四方山話が多く詰まっています。

 

上記の写真は一隻が岸壁につけ、その横に次々と横付け入港した写真です‼️

 

 

岸壁係留にもお金がかかる!!

船が港の岸壁に係留する際には、なんと、というか当然というかお金がかかります!!本拠地の海自の母港ではかかりませんが、広報や監視任務での途中補給の際に民間の港に入港する際はお金がかかります。しかし、護衛艦だけにかかるわけではなく、民間の貨物船も、行く先々の国内海外の港では係留料金が発生します。

 

そして当然、水、燃料、食料にもお金はかかります。所長はお金を担当したことはないので詳しくはわかりませんが、岸壁の船が止まるところに関して停泊料がかかります。しかしここで上記の写真の中に疑問点が生まれます。

 

俯瞰図 白い線は係留索を表します

護衛艦や軍艦ではよく上記の写真や図のような船の横に船を係留することをします。

 

通称『めざし係留』と言います。魚のめざしから来ているのは言うまでもないですよね。 

 

船の泊まる岸壁にかかるとすれば、上図の船の横につけている2隻目の船にはお金がかからないような気がします。それとも入港している隻数に関してかかるのならばどんな係留方法でも変わりません。確か記憶では岸壁に直接つけている船だけにかかるというような話を聞いた気がするのですが、読者の方申し訳ありません、定かではありません...。

 

 

正面図 船と船の間の黒丸は防舷物と言われる船が岸壁や船同士当たらないようにするものです。黄色の旗は応急出動艦を表し、青旗は本船乗員すぐ帰艦の意味です

 

 

このメザシ繫留の状態で、岸壁側の船は内側艦(ないそくかん)、外側の船が(がいそくかん)と言います。

この状態で、例えば先日、休暇の話でのブログで紹介した、緊急出港の場合はどうなるのでしょうか!?

 

はい答えは簡単。外側艦からまず動きます。外側から繫留を解いて出港していき、出動艦の船を出します。なので、先のブログの休暇の際内側艦が出るとなると、外側艦も動かなければならないので、はい、もちろん帰艦しなければなりません。しかしその場合内側艦が出ればすぐ港に戻るので、最低限船が動かせるだけの乗員が戻ればいいわけです。

 

係留替え

しかし実際にはこうならないように、各艦がそれぞれ港に帰投するたびに、停泊中の艦も含めて各艦の出港予定、緊急、応急出動艦などの任務即応艦のあたる順番などを考慮し、こまごまと船を日々移動させ入れ替えています。

この港の外に出ない、船を入れ替える港の中での移動は『係留替え』と呼ばれます

 

でも実際には、外側艦を完全にかいらんせずに出ることも可能なのです。どうやるかと言えば、各艦の舫を繋げたまま、外側艦をタグボートで引きます。。すると1、2、3番艦、が繋がったまま引き出されます。そして内側艦は岸壁とつながる舫を離し、2番艦は内側艦との舫を話せば内側艦は出ることが出来ます。そして内側艦が出た後はタグボートは引きから押しに変え2,3番艦を繋げたまま岸壁に押し付け、元の位置に戻せるというわけです。これを『中抜き出港』と言います。しかし海自ではこの中抜き出港はほとんどやりません。色々危険が伴うので、司令部や艦長などがあまりやりたがりませんけどね。

 

来週の観艦式では、横須賀の海自の港だけでは入りきらず、横浜港などにも入港し、一般見学あるみたいなので、このうんちくで周囲の護衛艦マニアに差をつけてみては如何でしょうか❔

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