海上自衛隊 護衛艦生活 ~休暇、有給、代休~

海上自衛官の休日

海上自衛官の休日は基本的にはカレンダー通りの土日休みです。年間休日数は120日くらいが保証されています。と、所長が入隊する時のパンフレットには書いてありました。

でも実際にはそんなにないかもしれません。

 

特別職国家公務員

自衛官は特別職国家公務員という立場になり、国会議員などと同じになります。特別職には、まあ書くとめんどくさいので端的に言うと、一般職公務員や一般の会社のような休日とか仕事の日とかいう区別が制度上そもそもありません。休日はありますが休日ではなく、何かあれば出勤しなければならず、その場合でも超過勤務にはならず残業、休日手当も出ません。24時間365日で給料が計算されてあらかじめ超過分も含んで給料は払われています。

れだから、現在近づいてきている台風が休日に来ても、何か緊急時には連休休暇中に来ても戻らなければならないのです。

 

代休

しかしそれでも、一応休日はあります、土日休みの、祝日はカレンダー通りです。5月、8月、年末年始には長期休暇もあります。

しかし、必ず定期的に当直があるので、土日、祝日に当直が当たればそこには代休が発生します。出港してるときに土日を海で過ごせば当然そこにも代休は発生します。

 

所長は、多い時で代休が50日を超えていることがありました。単純に言えば、年間120日保障されている休日のなかで代休が50日貯まるという事は、年間70日しか休んでないという事になりますよね。貯まった代休は港に帰り、食料などの補給品や整備日程に余裕があれば代休処理日となり、平日でも休みになります。でも当直日に当たっていれば、その日は当然代休は処理できません(休めない)

 

代休を持ち歩き出来ない!!

しかもなんとその代休は、普通に考えれば海上自衛隊で勤務したから貯まった代休なのに、持ち歩き出来ないのです!!要するに学校で船を降りる時や、違う船に転勤になる時、その勤務した船でしか通用しないものなんです!!転勤に際し全て消去されます!! 異常です!! おかしいです!! 休めなくて貯まった代休が休めないままなくなるなんてどんなブラック企業でしょうか...

大抵の護衛艦乗員は代休を綺麗に処理することはできないでしょう...それほど休めないのです。しかも上記の持ち歩き出来ないシステムは、どうも陸上部隊の妬みに発生したものなのです。どういうことか!? 船で勤務した乗員が、術科学校以外の陸上に転勤して、その代休を処理しようとすると、日数がとてつもない日数なので、その日数を休まれると業務が滞るわけです。しかも陸上部隊は休日の当直日の次の日はそのまま代休になるので、そもそも乗員と同じだけの代休が貯まらないのです!!

 

なので、船の乗員が陸上部隊に転勤した時に貯まった代休を処理し、休み過ぎないようにさせるために、代休は持ち歩き出来ないシステムになったと先輩などから伝え聞いています。

 

 

特別休暇、年次休暇

などもあるようですが、正直船で勤務している時は、自分で使うという事がありません。代休も年次休暇も、基本的には船の行動が優先されます。なので、船の行動の予定の合間に代休処理期間が設けられて処理することになります。なので、自分の個人の都合で今日自分の業務がないから代休処理しますとか言うことが出来ません!! 代休取るときは、乗員は一斉に休みます。よほどの家族の都合がない限りは全体主義社会です...

 

代休や年次休暇の手続き、処理も自分ではやりません。船で処理期間があれば担当の先任海曹が帳簿上で勝手に代休処理してくれます。転勤してきたばかりの人は上記で述べたようにまだ代休がないので、休めません。船に出勤します。また整備作業がある場合は取らない旨を先任に伝え休み処理をしないように伝えます。伝えないと出勤してるのに休み処理されます。ま、2~3年同じ船で勤務していれば、代休は自然と溜まっているので、もう日数なんて気にしなくなるのです...

 

 

 

 

1件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。