海上自衛隊 護衛艦生活 投錨での入港について  (海上自衛隊 護衛艦乗りの皆様、台風シーズン到来ですね...補足記事)

先日、台風の記事で、錨を投錨し、沖に船を停めて台風をやり過ごすという記事を書きましたが、普段陸で生活してる人には、船のこと自体イメージできない上に、先日のブログの錨を海に捨てる準備をするという記事はさらにイメージできそないでしょう。

 

海上自衛隊 護衛艦乗りの皆様、台風シーズン到来ですね...

台風シーズンです! 海上自衛官の護衛艦乗員の方、ご愁傷さまです...台風が近づいてきていますね..ピリピリしておいででしょうか。 船乗りにとっては低気圧による大荒れの海、とりわけ台風は特別なものです。小型の漁船ならば、テレビでよく見ますが、クレーンで陸に上げて固定するという方法がありますが、それが使えない大きな船は岸壁から離れることが必要になります。 …

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で、今回は錨についての補足記事になります。家探しして錨に関する昔の資料を発見したので説明します

 

まずは、一目瞭然の図をご覧ください

海底ではこんな感じになっています

海事関係の資料だと、錨が海底に食い込む力のことを把駐力、錨鎖が横たわる摩擦は摩擦力とするようですが、海自では両方含めて船を留める力を把駐力とされています。

 

1.錨の重さは船の重さで決まっています

 

2.錨鎖の長さは1節(節(せつ)※長さの単位)の長さは25mあります。25mの半分の所は白い塗装がされています。次の節が出てくるところは節数の数の錨鎖を既定の色に塗っています。(色は3色、確か赤、白、青か黄色だったような...)

例えば、1節目、赤を一つ塗る 半分地点で白が出て来る、2節目が出てくる青で二つ塗ってある 半分地点白3節目白で3個塗っている

みたいな感じです。こうすることで、錨がどれだけ出しているかわかるのです。

 

というか、錨を海に投錨する時の上甲板は本当に危険ですし、錨と錨鎖が出ていくスピードは結構、最初は恐怖を感じることもあるくらいです。

そして、投錨時は錨鎖をどれだけ出すかも水深、海底質や海面状況により決まっています。

計算式は通常時

錨鎖長(L)=3D+90m (Dは水深)

例)水深13mなら3×13+90=139m 139m÷25=5.5節となり、底質状況によりますが5節半なら海自は安全取ってたぶん6節出すと思います

 

荒天時は

錨鎖長=4D+145m と規定されています なので先日の台風の時なら 4×13+145=197m=7.88節 となり、底質の判断で8節以上9節くらい出すと思います

 

錨の長さですが、197mとか言ってますがそんなにあるのかと思われるかもしれませんが、船によると思いますが13~15節は持っています。325~375mくらいは船体に収納されています。

 

まあ、読者の皆様は今更、こんなことを知っても何の役にも立ちませんが、艦艇見学の際に、知った顔して、艦艇見学仲間にでも自慢げに語ってみるのもいいでしょうかね(笑)!!

 

 

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