韓国海軍火器管制(射撃管制)レーダー照射問題


軍事評論家の誰も正確に説明しないことを、元射撃管制員が解説したいと思います。

 

韓国海軍による射撃用レーダー照射問題は何故起きたか...

結論から言うとおそらく各種のレーダーの違いをレーダ員、もしくは艦長以下砲術、レーダー関係者が理解していない可能性が大であるということです。いくつかのレーダの概説を交えながらそれらを証明していきたいと思います。

 

まず始めにレーダーの種類を知ろう

レーダーにはいくつかの種類、種別に分けることが出来ます。電波の波形の違いにより、パルスレーダー、ドップラーレーダー連続波レーダーに大きく分けることが出来ます。最も多用途なのはパルスレーダーです。空港の管制用レーダーや船舶についている航海用レーダーなど様々に使います。ドップラーは気象レーダーや、昔の警察のネズミ捕りレーダーに使われていたようです。連続波レーダーは所長が知る限りでは軍事用しか知りません

他の分け方ですと方位、距離、高度がわかる3次元レーダー、回転しないフェイズドアレイレーダーなどなど。

また、周波数の違いにより、Xバンド、Lバンドレーダーなどと分けたりします。

 

射撃用レーダー(マスゴミがいう火器管制レーダー)とは...

標的を追尾し、様々な計算機能を駆使して標的の未来位置を予想し、追尾した目標に大砲を指向し射撃を行うものです。さらに砲項兵器管制用とミサイル管制用に分かれています。またはどちらも管制できるものもあります。そしてミサイル管制用と主砲管制用射撃レーダーでは根本的に違いがあります。

 

 

主砲管制用レーダー

主砲管制用レーダー(パルス波:方形波)の概念図

 

 

波形はパルスレーダーです。パルスレーダーは一つ一つのレーダー波形(以後、方形波)がアンテナから出て標的に当たり返ってきた方形波を測定、計算し標的の位置、高度、距離を知ることが出来ます。主砲管制レーダーは、回転せず一つの標的に指向したまま、標的に対し電波を出し続けつつ受信し続けます、そして常に標的の未来位置を計算し続けます。この時レーダーは標的の方向を向いていますがレーダーに直結した砲口は若干未来位置を指向しているわけです。(捜索、追尾、捕捉の段階では砲はまだレーダーに直結せずに動いていません)そして捜索、追尾、捕捉、ON TGTと段階を上げて最後は砲を直結し射撃するわけです。

あと電波を出すためと受けるための送信機と受信機があります。

 

ミサイル管制用レーダー

ミサイル管制用(イルミネーター:連続波)レーダーの概念図

 

ミサイル管制用レーダー(以後、イルミネーター)は、主砲管制用レーダーとは波形が違います。ミサイル管制用レーダー図のような波形を出し続けます。そして標的に当たった反射波はレーダーアンテナには戻らずに艦から発射したミサイル自身が受信します。常に動き続ける標的に対して連続波を当て続け、ミサイルは受信し続けます。主砲とは違い未来位置を予測するのではなく、レーダーの波に乗りミサイルは時々刻々と動く標的を追い続けていきます。この時、主砲管制用レーダとは違い、レーダー波が帰ってこないので標的の位置や高度、距離を測定し追尾することはできません。なのでミサイル用レーダーは他の追尾用レーダーからの標的情報でレーダー波を標的に当てることが出来ます。

 

イージス艦のイルミネーターはこのタイプです

 

混合タイプ

日本の汎用護衛艦の射撃用レーダーは、一つの射撃用レーダーで主砲の管制と、ミサイルの管制を両方できるタイプになります。パルスレーダーを出す送信機、受信機と、イルミネータを出す送信機がついています。上記のミサイルレーダーと違うのは他のレーダーから標的情報を貰わなくても一つのレーダーでパルス波で追尾し、ミサイル発射後はイルミネーターも出せるということです。

 

航空機のミサイルアラート機能

では次に、なぜ自衛隊の航空機はレーダー照射がわかったかです。簡単に言うと、全ての航空機にはミサイルアラートが装備されているからですミサイルアラートはパルス波には反応しません

何故か?パルス波に反応すると最初に説明した航空管制用レーダーや水上・対空レーダーなどのレーダー波があたるだけでビービービービー!アラートが鳴りまくりだからです。そうです、ミサイルアラートは周波数に反応するのではなく、レーダーの波形で判別するのです。さらに言えばロックオンされた航空機は哨戒機でしたので、波形プラス周波数までばっちり取れてしまったということです。

 

また、ミサイルの命中率は8割を超えます。ミサイル管制用レーダーを照射、ミサイル発射すれば標的は大概墜ちます。なのでレーダーの情報を持ち帰ることはほぼ出来ないでしょう。

しかしそれをわざわざ情報を集める一応友軍の哨戒機にやるなど馬鹿丸出しです。レーダーの情報取られるに決まってます。だからミサイルレーダーの照射はそれだけの覚悟がいるわけです。

 

田母神氏が、自衛隊はいつも航空機にレーダー波を当てて追尾訓練していると言ったのはこういうことです。なのでパルス波で追尾されている航空機側は追尾されているとかわからないからです。水上艦の射撃レーダー員も追尾訓練をよくやります。追尾すること自体は射撃用レーダーだから問題とかということではないということです。航空機管制用レーダーも管制のためにあらゆる航空機をレーダーで追尾しているわけですから。そもそも追尾していないと敵とか関係なく近づく危険を察知できないのでパルスレーダーでの追尾は軍民問わず必須なのです!!

 

では何故民間も含め航空機にミサイルアラートがついたのかと言えば、これも皮肉ですが、韓国が理由です。それはソ連領空に侵犯し撃墜された大韓航空機事件が発端だと現役の時に聞きました(真偽不明)。再三の通信での警告に応じなかった場合にはミサイルレーダーを照射すると航空機はミサイルアラートが鳴動し、すなわちそれが領空侵犯航空機に対する警告になるわけです。(事故機にはついてなかった?!)

 

 

これらのことから導き出される結論は...

知っていて上層部の命令なり、反日の塊のようなレーダー員が確信犯的にやったのであれば、もうどうしようもない国ですが、上記のことを知っていれば、容易に国際問題になることは目に見えています

しかもレーダ員なら上記のレーダの違いや特性を知っていなければなりません。また艦の上層部も知っていなければなりません。いや知っていて当然なわけです!! それを知っててやったなら論外だし、知らずにやったなら無知をさらけ出したことになります。

 

なので、艦長以下砲術関係者、レーダー関係者が上記のようなレーダーの種類、波形の違い、航空機のミサイルアラート機能を知らなかったということが導き出されます。先進国を追うあまり、表面的な機械のコピーは出来た、レーダーの操作も出来る、しかしその内側にある基礎的な概論、機能を知らずに使い続ける。韓国や中国の電化製品やその他の製品を見ていればわかることですよね!!

なんにせよ、バ韓国海軍は安くて役にもたたないプライドで認めることはないでしょう。それに認めてしまえば、レーダーの波形も周波数もどんな波形のどのバンド(周波数)のレーダーを使っていると認めてしまうことになり、バ韓国にとっての仮想敵国の日本とはもう戦争できないですからね(笑)

レーダーの周波数は秘中の秘ですからね(ジャミングなどの対策を簡単にとれる)

 

世界の射撃レーダー員からすれば、どちらにせよバ韓国海軍の練度の低さと無能、技能の低さを露呈したものとなりましたが、なかなか日本のマスコミも、胡散臭い軍事評論家も正確な評論をしないため、だいぶ遅くなりましたがここに書きました。

 

 

 

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