海上自衛隊とスポーツ ~武道編~

以前のブログでは、海上自衛隊のスポーツとして、水泳とハンドボールを紹介しましたが、今回は武道編です。

 

ハンドボール編はこちら

水泳編はこちら

 

教育隊での武道

教育隊では訓練として武道の種目が剣道柔道があり、各自が選択します。必然、経験者は選択権がありません。あと希望とは別に多少の人数調整もあります。そうして種目別に体育教官がつき指導してくれます。

 

所長の時は剣道教官は確か教士5段か6段の教官で相当な手練れの人でした。柔道教官も3段の人でした。

所長は柔道を選択しました。しかし何とそこに国士舘大学柔道部で、後にアテネオリンピック柔道金メダリストになる鈴木桂治の先輩にあたる4段を持つ男が同期の中にいまして、教官を相手にいつも模範演技をしていました。でいつも言っていました。どっちが強いのかとみんな聞くと自分のほうが強いと。手練れになると組んだ瞬間にわかるみたいですね、強いかどうか。黒帯には金メダリストの斎藤仁 贈 と刺繍されていました。

 

教育隊では、黒帯は取りませんが、入隊試験の違う曹候補学生という2年で3曹になる試験で入隊してきた人達は、任期制で入隊してきた我々とは教育期間が二か月ほど長いため、初段取得が必須となっていました。しかし昇段審査が甘くされているのでほぼ全員取得できるため、ホントの実力で取った初段ではなく、曹候初段などと人から言われたり、自嘲的に言っていました。

 

地方大会

水泳やハンドボールと同様に、各地方で、部隊対抗の大会があります。所長が応援に行ったときは、剣道の試合で女性自衛官が、男性自衛官と試合していました。しかも二刀流でこれまた相当な手練れでした。

柔道と剣道の大会は同時に開かれます。先ほどの4段の同期はこの時相当な強さを見せ、そのまま海自大会で優勝し、全自大会でも確か成績を残しそのまま自衛隊体育学校に行ったようです。

 

正直言うと所長は白帯なので、武道には縁が薄かったです。当然選手に選ばれることはありませんでしたので、たぶん柔道剣道も合宿に入り、全国大会のための準備をしていたと思います。薄い記憶ではありますが、柔道・剣道、水泳ハンドボールの順に年ごとに行われていたような気がします。今年ハンドボールなら、来年が水泳、そのまた次の年が武道というようにです。

 

でないと、1年に全部やると、例えばハンドボール選手が4月から7月までいなくなり、8月からは水泳選手がいなくなり、12月からは武道選手がいなくなると、部隊の訓練仕事が大変になりますからね。そういうことはありませんでした。だから所長がハンドボールと水泳の大会に出た記憶がハンド3回、水泳2回しかないからです。

 

 

体育学校 

 

体育学校は陸海空の現役自衛官が水泳や柔道、レスリングなどのスポーツで日本選手権やオリンピックを目指せるような選手が集まるところです)

 

海自大会や全自大会で成績優秀者は、自衛隊体育学校に入校し、その競技に専念すること道を示されることもあります。水泳の日本選手権や、柔道の体重別選手権や全日本選手権を目指し、さらにオリンピックも夢ではなくなる可能性も出てきます。現にレスリング選手ではたまに自衛官のメダリストが出たりします。冬季オリンピックの銃持ってクロスカントリーする競技(正式競技名わかりません…)でもよく所属自衛隊というのを見ます。

 

で、海上自衛官の場合は体育学校でより高みを目指す選手としてのピークを超え選手としての終わりを迎えたとき、自分の職種から離れすぎているため、元の職種には戻ることが難しくなります。その場合は、各教育隊、術科学校などの教育機関に体育教官という道が出来ています。


しかし聞くところによると陸上自衛官の場合は、この体育教官という職種がないため、陸自から体育学校に行き選手としてのピークを過ぎると、元の職種の仕事から離れすぎているのに階級だけは上がっているために行ききがなくなってしまっているため退職する人もいるらしいです。
(体育学校は陸海空の現役自衛官が水泳や柔道、レスリングなどのスポーツで日本選手権やオリンピックを目指せるような選手が集まるところです)

 

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