海上自衛隊の余暇の過ごし方・寄港地編 ~たまには昔の話でもしようか~

鹿児島・錦江湾に投錨中の護衛艦あたご

—野郎ども寄港地が近づいてきたぜ!!—

海上自衛隊の護衛艦も定期的に補給が必要です。燃料、真水、生鮮食料。生鮮食料などはやはり日が持たないので船の食糧庫などの保管料なども含めてせいぜい2週間くらいで補給が必要になります。昔の帆船時代のように壊血病などは食料の保存方法も格段に進歩しているのでもうありません。そして当然乗員にも休養は必要です。2週間3週間も海の上で過ごすと、体のミネラルが抜けているような、骨がスカスカになっているような、体はヘロヘロ?フニャフニャ?な感じがするのです...。

 

寄港地でも2種類あります。一つは海上自衛隊が根拠地にしている、呉、舞鶴、横須賀、佐世保、大湊

に入港し補給を受ける場合と、訓練途中で海軍の所縁あるところ、基地隊があるところ(函館、阪神)、もしくは広報活動で立ち寄る完全に民間の港の2種類あります。母港以外の根拠地に入る場合は訓練前の会合などがあったりして結構忙しかったりします。でも補給や訓練関係の会合などが終われば上陸許可が出ます。そしたらキャッホーの始まりです。

 

お泊りキャッホー

上陸許可で明朝出港の場合はあまり楽しめませんが土日を挟んだ場合や訓練終わりの寄港だと休みが出るので、外泊許可が出る時があります。そうするとさらなるキャッほーの始まりです。当直に当たっていないなら皆宿泊許可を出し、ネオン街で飲んで歌って遊んで、陸のベッドで死んだように寝る。最高の休養です!! ただし当直のあたりが悪ければ寄港地で普通に上陸できないとかあります...。上陸出来ても当直で泊りが出来ないとか、もはや運次第です。

 

民間の寄港地キャッホー

特に夏に多いのが民間の港に入ることです。何が違うかといえば入港を支援してくれるタグボートも民間の物なのでお金がかかります。港に係留するにもお金がかかります。(民間船でも港に入ればタグボートや岸壁使用料はかかります)。

 

海自の根拠地の港は結構行くので(遊び)慣れていますが、あまり行かない民間の港は大きい町の港だとテンションが上がります。しかしだいたい広報活動で、だいたいそこの港祭りのイベントの一環で入港するので、親善イベント、艦内公開、体験航海などがありあまり余裕がありません。それでも護衛艦乗りは夕方に片付けば上陸します!! そして次の日も広報活動があるというのに夜通し遊びます。もう海賊ですね(笑)。

 

艦長がいい人だと、広報活動以外で、長期訓練の終わりに、普段いかない楽しそうな港に入って休養させてくれる人もいますが、現在では士官クラスは自分の保身に一杯で非常に官僚的になり、そういう昔堅気の艦長はめっきりいなくなったと聞きます...。

 

—でもやっぱり母港が一番休める。入港ぜんざい—

長期の行動終わりで母港が近づくと、入港前日の夜、夕食が終わり、甲板掃除・火の元点検が終わった後に調理員が作った入港ぜんざいが出ます。なぜ入港の前日にぜんざいなのかは所長はそのいわれを聞いたことがありません。所長の乗った船の中にはぜんざいだけでなく、寿司を調理員が作ってくれた船もありました。

 

さて明朝0800i に母港に入港。寄港地でお金を使いすぎたから、洋上で溜まった代休を処理しながら下宿に帰って泥のように寝る。とりあえず寝る。体をもとに戻します。でも入港日に当直に当たってると最悪です。稀にあるんですよね、当直の周期と入港のタイミングが上手く重なり、出港前日に当直、寄港地でも当直、入港日に当直なんてことがあるんですよね(苦笑)。

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